花粉症の症状


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花粉症は一生の病気

 

花粉症などのアレルギー性鼻炎は治療が難しく、

残念ながら現在の医学では明確な治療法は定まっていません。

 

ただし、子どものアレルギー性鼻炎については約3分の1が

成長するとともに軽症化して約3分の1が自然治癒します。

 

しかし、子どもでもスギ花粉症だけは自然治癒が難しく、

治癒した例がとても少ないのが現状です。

 

 

 

成人の場合、多くの人は自然治癒することは難しく、

一生の病気であると言えます。

 

 

 

そのため、花粉症に関する新しい治療薬が発明されたとしても、

治療には長期間必要になると予測されています。

 

 

 

子どもの花粉症は気づきにくい

 

子どもの場合、鼻の粘膜にアレルギー症状が出ていても

自覚症状がなく、他の人から見ても症状がほとんどないように

思えることがあります。

 

子どもの鼻は小さいですし、子どもの花粉症の場合は

鼻水がねばっこくなり鼻がつまりやすくなっています。

 

そのため、くしゃみも少なく気がつきにくいのです。

 

そして合併症が多いことも特徴です。

 

大人は子どもとは対照的に、

鼻水は水っぽくなり、くしゃみが多いことが特徴です。

 

 

 

花粉症から併発する病気

 

花粉症によって鼻水や鼻づまりがひどく、

ストレスがたまって胃の調子が悪くなることがあります。

 

個人差はありますが、花粉症に関する薬を飲み続けることで

胃の粘膜が傷害を受けることもありますし、

花粉症から目の粘膜に傷がつき視力が落ちたり

運が悪く失明したりすることもあります。

 

 

 

また、鼻腔は鼻から吸い込んだ空気を加湿させる機能を持っています。

 

花粉症で鼻づまりがひどくなると鼻で息をすることが難しくなって

口で呼吸をするようになります。

 

そうすると加湿されていない空気を吸い込むことになって

喉が乾燥してイガイガしたり、かゆくなったりします。

 

その他にも、鼻づまりから夜眠れなくなりお肌の調子が悪くなったり

などがあります。

 

 

 

風邪と花粉症の見分け方

 

花粉症の場合、季節によって症状が出たり出なかったりします。

 

また、花粉症では目のかゆみや充血なども起こります。

 

 

 

一方で風邪の場合は発熱や喉の痛み、咳を伴います。

このような症状が出ていれば風邪と考えて良いでしょう。

 

しかし、花粉症でも微熱になったりする人もいます。

 

また、花粉症の場合は一貫して水っぽい鼻水が出てきますが、

風邪の場合は黄色っぽく少しねばっこい鼻水になります。

 

これらの事を総合的に判断して風邪か花粉症か見分けましょう。

 

 

 

花粉の季節を過ぎても

   鼻水がおさまらない?

 

花粉症によって鼻の粘膜が過敏になると、

その過敏性がなかなか軽快せず、温度変化などの物理的な刺激でも

鼻水が出てしまうことがあります。

 

鼻水によって鼻の中の粘膜に炎症が起き、

さらに鼻水が鼻の中で張り付いたりすると、

鼻の粘膜がもろくなって鼻血が出やすくなります。


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